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コラム一覧 どんな塗料で塗装する?外壁塗装工事で人気の塗料を紹介

どんな塗料で塗装する?外壁塗装工事で人気の塗料を紹介

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2018.01.22

注目を集めるアクリルシリコン樹脂系塗料

コストパフォーマンスに優れる

外壁塗装工事で用いる塗料の中で今最も注目を集めているのはアクリルシリコン樹脂系塗料です。

アクリルシリコン樹脂系塗料とはこれまで主流だったアクリル樹脂系塗料に耐久性を高めるシリコンを加えた新しい塗料で安価な価格と耐久性の高さ、発色の良さを兼ね備えるバランスのとれた塗料です。従来のアクリル樹脂系塗料の寿命は7~12年程度でしたがアクリルシリコン樹脂系塗料の寿命は12~15年程度と長く、外壁塗装の効果が長持ちします。

費用と効果のバランスがとれた塗料であり、コストパフォーマンスという点で考えると外壁塗装用塗料としてはアクリルシリコン樹脂系塗料がファーストチョイスになるでしょう。

アクリルシリコン樹脂系塗料は2005年頃から使用が広がってきていますが今のところ塗料に起因する重大な欠陥や問題が発覚したという報告はありません。耐久性に関しては従来品よりも信頼が置けます。

汚れに強い

アクリルシリコン樹脂系塗料は汚れに強く、外壁を汚す原因となる風雨で飛ばされてくる付着物に対し強い耐汚性を発揮します。汚れがこびりつきにくいため時間がたっても外壁が古びた印象になりにくく、いつまでもきれいな状態をキープできます。

耐水性もあるので仮に汚れが付着しても水洗いで簡単に落とせ、メンテナンスの手間がかからず、専門業者を頼らず自分の力で外壁をきれいにできます。

経年劣化で色ムラが出やすい

欠点としては経年による色ムラが出やすいことが挙げられます。アクリルシリコン樹脂系塗料は時間が経つと機能は衰えなくても色が変化しやすく、色ムラが出て見た目が悪くなりやすい性質を持っています。濃い目の色だと色ムラは目立ちませんが、ホワイトやベージュ系の色だとはっきりと分かる色ムラが10年たたないうちに出てしまう可能性があります。

適時補修工事をすれば色ムラの問題は解消できますがそれには追加費用がかかります。できるだけ色ムラが目立ちにくい色を選ぶと長持ちします。

耐久性の高いフッ素樹脂塗料

長寿命で塗り替え回数が減る

耐久性で選ぶならフッ素樹脂塗料が優れた耐久性を発揮します。フッ素樹脂塗料の寿命は15?20年と長く、効果を長持ちさせてできるだけ外壁塗装の頻度を減らしたいときにピッタリの塗料です。

機能面でもフッ素樹脂塗料は優秀です。耐候性、耐熱性に優れるフッ素樹脂塗料は長期間直射日光や風雨にさらされても変質が少なく、一度外壁塗装をすれば寿命を迎える15年程度はほぼ効果が低下しません。15年を過ぎると耐久性に衰えが見られますが効果がいきなり失われることはなく、ゆるやかに機能が低下していきます。

高価で工事費用がかかる

耐久性と機能を兼ね備えたフッ素樹脂塗料ですが、大きな欠点が価格の高さです。フッ素樹脂塗料は品質が高いため価格も高く、使用量が増えるほど外壁塗装の費用も高額になってしまいます。塗料の種類や面積にもよりますがコストパフォーマンスに優れるアクリルシリコン樹脂系塗料と比較するとフッ素樹脂塗料を使用した場合の外壁塗装費用は3~4割ほど高くなります。

建材が劣化すれば長寿命でも外壁保護効果は期待できない

もう一つの問題点が建材の劣化です。いくらフッ素樹脂塗料が長寿命でも外壁塗装を施した建材そのものが劣化してしまったらひび割れや浸水は防止できません。変質しにくいという性質の問題からフッ素樹脂塗料には補修塗装がやりにくいという欠点があるため、低い技術で塗装を施すと問題が発生しやすく、トラブルが起きても対処できない可能性がある点にも注意が必要です。

高い機能と長寿命を考えれば決してコストパフォーマンスは悪くありませんが費用がかかってしまうのは紛れもない事実です。住宅そのものの寿命も考慮してフッ素樹脂塗料を使うかどうか決めてください。

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