外壁塗装と築年数
目安は10年
外壁塗装を検討し始めるタイミングとしては、およそ10年が目安となっています。10年以上築年数が経過している住宅は、見た目にはわかりづらくても築年数相応に外壁が劣化し始めており、防水性など家を守るための機能が衰えている可能性が高いのです。また、そこまで劣化していないのなら外壁塗装は早いのでは、と思い込むのは危険です。
いかにも外壁塗装が必要なほどに劣化していると、そこから修復するのに費用がかさんでしまいます。将来のコストダウンを考えると、早めに行動することに意味があるのです。
新築時に近づける
外壁塗装を行うことで、新築同然の見た目にまで修復することが可能です。家を覆っている外壁が与える印象は大きく、この外壁が劣化しているとそれだけ外観を損ねてしまいます。立地条件次第では築年数以上に劣化している住宅に見えてしまうため、美観を損ねないためにも外壁塗装は欠かせません。
10年も経過すれば間違いなく新築当時よりは外観も衰え始めていますし、毎日見ている分にはわかりづらいかもしれませんが、その劣化は止まりません。費用をかけるだけの価値はあるため、外観目的でも充分効果はあります。
季節と外壁塗装
春は比較的人気の高い季節です。気候も朗らかで作業しやすく、また暖かいため乾きやすく外壁塗装に向いている季節の1つです。同じように、秋に入ると作業のしやすさ、塗料の乾きやすさから外壁塗装しやすい季節となります。一方で、夏はあまり外壁塗装に向いていません。
雨が多い梅雨の時期や暑く作業に向いていない季節である真夏など、塗料自体は乾くもののいくつかの問題が発生します。そして真冬の季節は気温が低下するため塗料が乾きづらく、地域にもよりますがあまり外壁塗装には向いていない季節となります。全く不可能ではありませんが、混みやすい時期であることも考慮すると、なるべく避けた方がよい季節です。
見た目と外壁塗装
色あせ始めている
住宅の外壁が色あせ始めている状態は、外壁塗装を考え始めるタイミングといえます。外壁が劣化し始めている証拠であり、単純に美観を失ってしまうこともあり住宅の外観に気をつけている方は要注意です。とはいえ、まだ余裕のある状態であることは確かなため、上記の季節に合わせて費用を計算し外壁塗装を依頼するとよいでしょう。
ヒビ割れが目立つ
外壁に入っているヒビ割れも、外壁塗装を考え始めるタイミングの1つです。ヒビ割れの程度にもよりますが、わかりやすく住宅の強度に不安を残しているため、この状態になれば外壁塗装の必要性が増してきます。
できれば、早いタイミングで外壁塗装を行い、綺麗な新築同然の外壁に戻すことが大切です。また、こうしたヒビ割れは雨漏りを引き起こす可能性もあるため、梅雨に入る前に片付けたい問題でもあるでしょう。
白い粉が目立つ
劣化した外壁を触った際白い粉が手につくようであれば、防水効果が徐々に失われていることを意味しています。この白い粉が手につく現象をチョーキングといい、塗料の効果が危険水域に達し始めているため、なるべく早くに外壁塗装を依頼しましょう。これを放置しておくと、雨漏りの原因になったり、さらに塗料の効果を失わせる要因となってしまいます。
サビやカビが生えている
サビは鉄部に発生しますが、外壁に発生することもあるため外壁塗装を検討しましょう。カビは苔の放置で発生するものであり、これも外壁塗装を行う契機となります。カビは住宅を腐らせ、劣化させるスピードを早める存在であるため、住宅が外部のダメージを受けやすい状態にしてしまいます。
また、外壁が腐食してしまい、外観的にもボロボロの状態な住宅に見えてしまいかねません。費用はかかりますが、住宅の今後を考えると早めに補修したいところです。

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