外壁塗装の見積もりは複数社から
外壁塗装には高額な費用がかかってしまいます。納得のいく結果を得るためには2社から3社程度に見積もりを頼み、比較するのがおすすめです。
いくら評判の良い会社であっても1社からしか見積もりを取らないと、その費用が安いのか、高いのか判断できません。逆に5社も10社も見積もりを取ると、業者の訪問を何度も受けなければなりませんし、どの会社に任せたらいいのか選びきれなくなってしまうことが多いです。
だいたい2社から3社くらいに外壁塗装の見積もりを作ってもらうことをおすすめします。
見積もりで見るべきポイント5つ紹介
費用だけで比較をしない
外壁塗装の見積もり書を手にしたとき、真っ先に目がいくのは総額の費用でしょう。しかし、この総額だけで依頼する会社を決めてはいけません。チェックポイントは5つあります。
塗装のグレードは同じものか
塗料にはいつくかのランクがあります。グレードと費用は比例をします。費用の高い塗料は耐用年数が長く、費用の安い塗料はそれなりです。
見積もりを取る時に、すべての会社で同じグレードの塗料で計算してもらわないと比較ができません。また、家の各部で塗料のグレードを変える業者はおすすめできません。費用を安く上げることはできますが、耐用年数が各部で異なるため、外壁塗装をしてから年数が経つごとにある個所は綺麗なのにある個所はボロボロ、ということになってしまいかねません。
塗装は3度塗りが基本
外壁塗装は3度塗りが基本です。下塗り、中塗り、上塗りはどれも外すことができません。どれかを省いてしまうと、仕上がりは立派であっても、グレードの高い塗料を使っていても、本来の機能や耐用年数を発揮することができません。
極端に費用の安い見積もりを出してくる会社の中には、3度塗りを省いているところもあります。3度塗りを提案してこない会社はおすすめできません。後々になって、余計に費用がかかってしまいます。
ケレンや下地処理も見積もりに含まれているか
ケレンあるいは下地処理とは、外壁塗装をする前に古くなった塗装を取り除いたり、サビを落としたりする作業です。これをしないと新しく塗料を塗ったとしても、すぐに落ちてしまいます。マニキュアをするときに前のマニキュアを落とす必要があるのと同じことです。古いマニキュアを落とさずに無理矢理上から塗ると、綺麗な仕上がりにはなりません。
ケレンや下地処理は外壁塗装の中でも時間も人件費もかかってしまう部分です。しかし、中には安い見積もりを出すために省いている会社もあるので、見積もりの項目の中にケレンや下地処理があるのかをよくチェックしましょう。特にトタンの壁や屋根、雨どいを依頼するときには確認が大切です。
塗装面積について
見積もりを依頼した会社ごとに塗装面積を比べてみましょう。大体の塗装面積は自分でも算出することができます。一般的な二階建ての戸建ては、延べ床面積に3.96をかけた値です。
この値とかけ離れた塗装面積で見積もりを出してくる業者は、あまり信頼ができません。さらに、外壁と足場と養生を同じ面積で計算して見積もりをしてくる業者もおすすめできません。足場面積は必ず外壁面積よりも大きくならなければならないはずです。
塗装する箇所が全部見積もりに入っているか
外壁塗装をする箇所が全部見積もりに入っているかどうかのチェックもとても大切です。ここのチェックをおろそかにすると、トラブルが生まれやすいです。見積書にない項目の費用を外壁塗装が終わった後に追加請求されたということも少なくありません。
複数の会社に見積もりを依頼することで、塗らなければならない箇所とその金額を比べることができます。ある会社では入っている項目が別の会社では入っていない、ということに気が付いたら、その部分の塗装はどうするのかについて必ず確認をしておきましょう。

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